皆さんは普段どのように言語を学んでいますか?
独学なら参考書やポッドキャスト、Youtubeなどで学ぶ方が多いかもしれません。
しかし、ひたすらに参考書を使って作文をしたり、ポッドキャストでニュースを聞いたりするだけでは楽しんで言語を勉強することはできないかもしれません。
そこで今回、筆者から皆さんにおすすめしたい学習方法は「絵本」です。
大人が絵本を読むの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、絵本を通して言語を学ぶことのメリットはとても多いと思います。
この記事では、筆者が思う絵本で言語を学ぶことのメリットと、オランダ語の絵本の入手の仕方をご紹介します。
言語を絵本で学ぶメリット①:達成感を味わう
言語の勉強は終わりがないものです。学習言語が母語のレベルを超えることはほぼありませんし、
たとえ話せるようになってもネイティブには到底かないません。
そのため、言語を勉強していても(試験等を受けない限りは)達成感を得ることは難しいです。
しかし、絵本は言語レベルの成長をわかりやすく感じ取れる非常に良いアイテムです。
絵本は子ども用に書かれていますから、小説を読むのと比べて文字数もページ数も少ないので、最後まで読むことが比較的簡単です。
たとえ絵本でも一冊を原書で読み切ったという成功体験を積めば、当然自信もつきます。
また、絵本は対象年齢によってレベルも分かれていますから、ご自身のレベルにあわせた絵本を読むことで少しずつステップアップすることができます。
読み終わった絵本を手元に積んでおくだけでも、目に見える形で達成感を味わうことができ、言語を学ぶモチベーションに繋げることができるでしょう。
言語を絵本で学ぶメリット②:単語力を養う
絵本の最大の特徴は文章と絵を同時に楽しめる点です。
最近では単語を覚えるときに、単語を文字だけで認識するのではなく、単語をイメージ(Googleで画像検索をするなど)で捉えるほうが良いといったこともよく耳にすると思います。
絵本では、絵と結び付けて単語を覚えられるだけでなく、ストーリーとして記憶に残すことができます。
シチュエーションごとに単語やフレーズを覚えることができるので、退屈な単語帳を眺めているよりも効果的に覚えることができると思います。
言語を絵本で学ぶメリット③:反復練習をする
単語帳でも参考書でも、一度見ただけで暗記することは難しいです。
そのため、暗記には毎日復習し直す「反復練習」が非常に重要なわけですが、
絵本ならば、その反復練習を簡単かつ楽しく行うことができます。
一度読んだ絵本であれば、原書でも2度目はスムーズに読めますし、
思い出しながら読むことで記憶に定着しやすくなります。
また、絵本は表紙も可愛らしいものが多いので、インテリア的にお部屋に飾っておけば
目に入ったときに手に取る回数が増えるのもうれしいポイントですね。
オランダ語の絵本を入手する方法
オランダ語の原書は、日本の書店ではまず目にすることはありません。
そのため、
- フリマアプリを活用する
- オンラインショップで購入する
- 古本屋で探す
といった方法をとる必要があります。
フリマアプリを活用する
特に筆者がよく利用するのは、「メルカリ」が代表的であるフリマアプリです。
フリマアプリであれば、「オランダ旅行の際に記念で購入したけれど読めないため出品する」といった方が一定数おり、比較的安く購入することが可能です。
しかし、マイナー言語であるため母数も少なく、確実に購入できるとは限りません。
オンラインショップで購入する
Amazonでは少ないですが輸入商品や中古品が売られています。
また、オランダ語の絵本を輸入している個人のオンラインストアもいくつかあるので、そちらで購入するのもおすすめです。
オンラインショップとは少しジャンルが異なりますが、オークションサイトの「ヤフオク」でもよく出品されています。
古本屋で探す
洋書が手に入るおすすめの古本屋さんについては、また別の記事でまとめてご紹介しますが、
オランダ語の原書もたまに見つけることができます。
残念ながら、オランダ語専門の古本屋は日本でまだ見たことがありませんので、時間をかけて古本の山から探す必要があります。
まとめ
絵本を使った言語学習には、
- 達成感:読み切ることで小さな成功体験を重ねられる
- 単語力:絵とストーリーを通して記憶に印象付ける
- 反復練習:何度も手に取って復習しやすい
これら3つのメリットがあることを上記で説明させていただきました。
学習している言語によっては、日本では絵本を入手しづらいこともありますが、
旅行に行ったときに購入したり、現地にお友達がいれば送ってもらうなど方法もあるかと思います。
可愛らしい絵本で気分をあげながら、言語学習をより楽しんでみてはいかがでしょうか。
お知らせ:絵本でみるオランダ語の世界
勝手に連載企画「絵本でみるオランダ語の世界」と題しまして、
絵本を通してオランダ語の単語や文構造、イディオムなどが勉強できる記事を毎月更新させていただきます。
もちろん絵本には著作権があるため、絵本一冊を翻訳して紹介することはできませんが、
絵本から1~2文を引用して文法的な観点から筆者独自に解説していきたいと考えています。
オランダ語に関するコンテンツはまだまだ少ないため、このブログがオランダ語を独学されている皆さまの助けになればいいなと、微力ながら思っております。
どのような形でお届けできるか検討中ですが、少しでも多くの皆様に見ていただければ嬉しいです!
どうぞよろしくお願い致します。
記事の最後で「絵本でみるオランダ語の世界」という勝手に連載シリーズについてご紹介しています!
オランダ語を独学されている方はぜひ最後までご覧ください。