【オランダ語】独学で習得!
初学者がまず買うべき参考書&辞書 <活用法もご紹介!>

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オランダ語はそもそも参考書の数が少ないので、選ぶことができる参考書や辞書は限られています。
しかし、値段が安いものばかりではないことや、内容の重複が起こりうることを考慮すると、全ての参考書を購入することはコスパが悪いだろうと思います。

この記事では、初学者の「独学スタートアップセット」として、まず買うべき参考書&
辞書を購入をおすすめする順番で上からご紹介します。
また、実際にオランダ語を独学している筆者が、どのようにそれらの参考書&辞書を活用しているのかも一緒に共有したいと思います。

目次

ニューエクスプレスプラス オランダ語(白水社)

ニューエクスプレスプラスのシリーズは、語学学習者であれば一度は目にしたことのある参考書かもしれません。マイナー言語を数多くカバーしている人気の参考書です。

ニューエクスプレスプラス オランダ語 - 白水社
ニューエクスプレスプラス

定価:2,750円(本体2,500円+税)

◎おすすめポイント

  • 全20課で基本的な文法を学ぶことができる
  • 本文の会話文を通して文法と新出単語を学ぶことができる(CD付)
  • 単語リストが付いているため、辞書なしでも勉強できる

とにかく初学者にとって独学でも勉強がしやすいように、工夫しつくされた入門書だと
感じます。
見開き1ページに本文と、慣用表現&単語がわかりやすく配置されています。
また、各課の見開き2ページ目に文法事項がまとめてあります。

⊖少し気になる点

  • 文法事項:説明が比較的簡略化されている(入門書としては最適です)
  • 発音表記:IPA(国際音声字母)の記載はなく、全てカタカナ

筆者はカタカナをみて勉強することに初めから気が進まなかったため、修正テープで消して使用していました。全く異なる言語の発音を日本語で表現することには限界があると思いますし、発音の練習にはIPAを覚えて使うことが良いのではないかと個人的に考えています。

入門書であることからの作者なりの配慮であると思われますので、初めはカタカナを見て発音の雰囲気をつかんだら、自分で辞書をひいてIPAの発音記号も確認すると良いと思います。

また、より詳しい文法事項を学びたいと感じたら、以下で説明する参考書にレベルアップしていくと良いでしょう。

講談社オランダ語辞典 (KS専門書)

講談社オランダ語辞典は、講談社が出版している、日本で唯一の本格的なオランダ語&日本語の辞書です。

講談社オランダ語辞典 (KS専門書) | P・G・J・フアン・ステルケンブルグ, W.J・ボ-ト, 日蘭学会, 講談社サイエンティフィク,  日本アイアール, キャノン・ヨーロッパ |本 | 通販 | Amazon
講談社オランダ語辞典

定価:8,580円(本体7,800円+税)

値段は英和辞典などと比べるとかなり高い印象ですが、マイナー言語のため致し方ないと思います。
ただ、中古品に抵抗がない方は、アマゾンの中古やメルカリなどを利用すれば3,500円
程度で購入することが可能です。

◎おすすめポイント

  • カタカナではなく、IPAによる発音表記(正確な発音を学べる)
  • 英語の語義も併記(英語と似ている単語が多いため、関連付けて覚えやすい)
  • 不規則動詞変化表や文字・発音・文法の説明付き

紙辞書は言語を学ぶ上で必要不可欠なアイテムです。もちろん購入が難しい場合は、
オンライン辞書を活用することもできますが、
正確な情報豊富な例文、同じページに掲載されている派生語(=語彙を広げられる)」
など、紙辞書ならではの利点は数多くあります。

オランダ語を深く勉強したいと心を決めた方は、購入することをおすすめします。

筆者はオランダ語の絵本を使って、文章を読む練習や語彙力を強化しています。
主にその際に講談社オランダ語辞典を使用しています。筆者は辞書を引いた時に、語彙に赤ペンでアンダーラインをひくことで、一度引いた単語であることがわかるようにしています。また、使い方が独特な例文にも赤でマークをし、
再度引いたときに目立たせて覚えるようにしています。

オランダ語の基礎(白水社)

ニューエクスプレスプラスの次にどの参考書を買うべきか、迷う方も多いと思いますが、
筆者は自信をもって「オランダ語の基礎」をおすすめします。

オランダ語の基礎―文法と練習 | 桂子, クレインス, 靖, 河崎, クレインス,フレデリック, Cryns,Frederik |本 | 通販 |  Amazon
オランダ語の基礎

定価:3,520円(本体3,200円+税)

「オランダ語の基礎」の基本的な構成は

文法解説⇒テキスト(長めのパッセージ)⇒文法練習⇒作文練習

となっています。

◎おすすめポイント

  • かゆい所に手が届く!詳しい文法説明
  • 整理して覚えるべき、紛らわしい文法事項が表にまとまっている
  • 豊富な例文を通して文法の特徴を理解することができる

主に文法事項の説明に力をいれている参考書のように感じます。

確かに、オランダ語の基礎でも基本的な文法が解説されているので、ニューエクスプレスプラスとの内容の重複はあります。
しかし、より深堀して説明をしてくれているので、ニューエクスプレスプラスだけでは
解決できなかった疑問を、この「オランダ語の基礎」で解消できるケースがとても多いです。

また、文法練習もたくさん用意されているため、独学では疎かになりがちなアウトプットの練習もすることができます。

⊖少し気になる点

  • 音声があるのは初めの「文字と発音・スペリング規則・名詞の複数形」を除いて、
    テキスト(長めのパッセージ)のみ
  • ニューエクスプレスプラスのCD音源と比較すると、音声スピードがかなり速い

そのため、初めは聞き取ることが難しいとは思いますが、何度も音源を繰り返し聞いて、テキストの聞き取り練習を丁寧に行えば、リスニング力と語彙力を高めることが十分可能です。

筆者は各課の最後に設けられている「作文練習」を使って、瞬間作文の練習を声に出して行っています。ノートに書いて答えるのもスペルを覚えるのに良いと思いますが、声に出しながらテンポよく進めていくことで、気分転換になりますし、
スピーキングの練習に丁度良いと考えています。

まとめ

オランダ語の勉強を独学で始めたばかりの初学者の方々は、

  1. ニューエクスプレスプラス オランダ語(入門書、文法の全体像をつかむ)
  2. 講談社オランダ語辞典(語彙力を培う、正確な情報と豊富な例文)
  3. オランダ語の基礎(より深い文法知識、文法練習で作文力を鍛える)

の順番で参考書や辞書を購入してみてはいかがでしょうか。

(より発展したオランダ語を学びたい方向けの参考書は、別の記事でご紹介致します)

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この記事を書いた人

メーカー勤務の20代女。夢は夫とオランダ移住。趣味:語学・旅行・節約

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